コラム「日経平均が変動する2つの要因」でも紹介したように、日経225(日経平均株価)は、NYダウの影響を大きく受けます。アメリカの景気が良くなればお金が流れて、日本の株価も上昇します。反対に、アメリカの景気が悪くなると市場はリスク回避モードになるためお金の流れが止まり、日本の株価も下落します。

 

 ただし、日経225が影響を受けるのはNYダウだけではありません。2015年、日経225にもっとも影響を与えるもののひとつに中国株があげられます。

 

■ 中国の株価を計る「上海総合指数」


中国 アメリカが「ダウ平均株価」、日本が「日経平均株価」だとすると、中国の代表的な株価指数には「上海総合指数」があげられます。中国の株価を計る上海総合指数は2014年末から2015年6月まで約2倍ほど上昇しましたが、6月をピークに7〜9月にかけて大暴落しました。

 

 中国株が軒並み下落したことにより、日本の株式市場でも株が投げ売られ、2万円を超えていた日経平均株価も2万円を割ることとなりました。

 

 それではなぜ、中国の株価下落が日本の株価に影響を与えたのでしょうか。

 


■ 短期売買による投機筋の影響


 現在、日本の株式市場は海外の投資家も注目していますが、その大半は、企業が成長するのを見守る長期保有による「投資」ではなく、短期売買による利ざやを抜く「投機」が目的です。

 

 そのため、中国株の下落から日本株からも撤退した投資家が増え、一度下落がはじまった日本の株価は雪崩を起こすように下落が加速してしまいました。このような流れから、日経225はアメリカだけでなく、中国の上海総合指数などの影響も受けていることが分かります。

 

 CFDで日経225を取引するときは、できるだけNYダウなどほかの国の株価指数チャートも表示しておくようにしましょう。